一般葬と言われる式の形が一般的に行われて来た昭和から平成の時代ですが、時の流れと共に式に対する考え方も変わり、お葬式と言う式にも変化がみられるようになっています。一般葬と言われるお葬式の形は新聞を通じて多くの人にお葬式の日程などを知らせていました。
お葬式には、親族友人以外に会社関係など仕事を通じて関係のある人や町内に住む馴染みの人たちと言った多くの人たちが参列していました。しかし高齢化を迎えていることや、核家族が自然な暮らしになった今、お葬式も一般葬と言った広く浅い人までに知らせることなく済ますことが多くなっています。
その葬儀の形が家族葬と言われるもので、親族のみもしくは親族とごく身近な人たちだけで行なわれるようになりました。そこにはお葬式費用の高騰などもあると言われ、出来るだけ簡素に葬儀を済ませたいと考える人も多くなったのでしょう。
また最近では亡くなられた方の趣味などを尊重し、趣味を活かしたお葬式も行われるようになっています。その一つの例に上がるのが、音楽葬があります。亡くなられた方の好きな音楽を式の間中流すことで、亡き人を偲ぶと言うものになります。
決まった形がある訳ではなく、和気あいあいと式を済ますことが出来る新しい形の葬儀と言って良いのでしょう。