核家族化が進んだこともあり、菩提寺を持たない家庭が多くなりました。そのことから、お墓と言ったことに対しても縁がなくなり、イザと言う時に慌てることになる人も多くなっています。菩提寺を持たない人の多くは、霊園などの利用が一般的にもなって来ています。
その時霊園で言われることが、永代供養を行うと言うことです。しかしそこには、永代使用とは謳っていない場合も多くあります。そのため、供養と使用を誤解する人も多くなって来ていることも現実です。この永代供養と永代使用の違いを、キチンと理解する必要があります。
まず永代使用は、その権利を持つことで、墓石を建て親族がその権利を継承する、一般的な考え方になります。その継承において、管理料が未払いになるとか、権利者の名前の変更などを行なわない時などでは、その使用権利が取り消される場合もあえります。権利を継承することで、墓を守って行くことが出来、継承のあてがない時には、その代限りと言うことになります。これに対し、永代供養は、使用する権利ではなく、供養管理をしてもらえる権利となります。この場合、権利を購入することで、継承する者がいなくても、定期的に供養管理をしてもらえることになります。この二つの違いをキチンと理解することで、お墓の購入などを考えることになります。最近では、墓じまいと言ったことも行われる時代ですから、一生お墓がその場所にあるとは限らないと言うことになって来ています。